ぼくせんブログ

パパの子育て奮闘記

子供の性別

子供の性別は男の子だった。

 

性別が結果的にどちらであれ、

 

嬉しい事には変わりない。

 

しかし、

 

正直本当は女の子が欲しいと思っていた。

 

それはなぜか?

 

一般的に女の子の出産を希望するママも多いらしいが、

 

自分の理由は少し違う。

 

男としてこの世に生まれてきて、

 

色んな嫌な経験をしてきたからだ。

 

男社会というのは基本的に、

 

承認欲求を満たす行動や、

 

マウンティング行為に満ち溢れている。

 

「男は強くならないといけない」と、

 

昔から言われてきたのは、

 

きっとこんな世の中で、

 

力強く生きていくためなんだろう。

 

近頃はフェミニズムが力を増し、

 

社会では女性も男性と同じ権利を持つようになってきた。

 

しかし、

 

論理は抜きにして、

 

人々は自然と男を雄として認識し、

 

男女共に男性に対して無意識に、

 

多くの場面で強いアルファ像を望んでいると感じる。

 

逆に我々男にとって女性とは、

 

とても華やかでキラキラとしたもので、

 

こんな上下のつけ合いの対象となる事とは、

 

無関係の存在に見えるのだ。

 

実際がどうであれだ。

 

容姿に恵まれ、

 

性格良く育てば、

 

美しい人生が約束されているのだと感じるのだ。

 

こんな偏見が自分にはあるので、

 

子供には女性として生まれてきて、

 

こんな苦悩とはかけ離れた人生を歩んで欲しかった。

 

しかし結果は男の子であった。

 

結果を変える事はできないし、

 

絶対に受け入れなければならない。

 

この揺るがない事実は、

 

自分の考え方を少し変えてくれた。

 

息子とは一緒に学んだり、

 

遊んだり、

 

異性について話したり、

 

飲みに行ったり、

 

生涯にわたり親友のような関係を築いていけるんだという、

 

希望に満ちた考え方ができるようにしてくれた。

 

これは女性が女の子を生みたいと感じる、

 

大きな理由の一つでもあるようだ。

 

目を向ける先が、

 

不幸な事ばかりでなく、

 

そんな楽しい事であるほうが、

 

自分にとっても息子にとっても、

 

良いのかもしれない。